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≪ 伊藤若冲の花鳥画 ≫

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■ 伊藤若冲は、江戸中期1716年生まれ、1800年85歳で没。
歌麿(1744〜1806)の前、風神雷神の俵屋宗達の後、という時代である。

■ 京都錦小路の青物問屋の4代目で、裕福な町衆の旦那であったのだが、
関係の深かった、相国寺の大典顕常によると、<字も苦手、無趣味、無芸、>だそうで、 狩野派に学んだ絵だけが取り得の人物だった。
生涯独身であり、人付き合いが苦手故に、奇才と言われる孤高の画風になったようだ。
若冲の場合は、花鳥画とは呼ばずに「動植 糸采(さい)絵」と呼ばれる。

■ 部分的には、切手趣味週間の切手に多数採用されているので、伊藤若冲の名前は知らなくとも、見たことのあるという絵が多い。
デザイン的とも言えるが、細部の丁寧な描写力などには、十二分に魅せられる。


142.3x79cm
老松白鳳図
 

←の部分拡大図
無意識の性的願望が現れ
エロチックに描かれていると言われている 

142.5x79.6cm
老松孔雀図

←の部分拡大図
これもエロチック? 

142.1x79.5cm
南天雄鶏図
闘う鶏の軍鶏(シャモ)を多く描いた、という事は
対人に疎外感を持つ屈折した心の反動で
発散できない憤りを、他人の暴力に期待する現象か

142.2x79.1cmの部分図
紅葉小禽図の中央部分

一様に赤を強調している
黄色味を入れた紅葉なら健康そうに映えるのだが
瓢箪の葉の虫食いの穴が
深層意識の中の欠落感を現していると、、、

142.3x79.5cm
池辺群虫図

←の部分拡大図

←の部分拡大図

142.6x79.3cm
群魚図(魚尽くし)
京の錦小路の魚屋での観察産物であろうか、、
何気なく1つの作品だけに触れると
その技術力の素晴らしさ、作者のこだわりなどが感じられ、「オッ これは良いじゃあないの」と心惹かれるものだが、

まとめて多くの作品を見ると、作者自身の深層心理、生立ち、人生経験などが感じられてくる。  また、感じる事が出来るように、鑑賞者自身が見る目と人生経験を積まなければならないのだが、、、
そして、個性的な芸術家の作品に触れる事により、より一層、眼力を養っていけるのだ。  触れる度に、自分の感性で分析していけば自ずと、感受性は増す。

ブランド化した作品の解説を読んで、覚える事だけでは、何ら芸術が人間の成長に役に立ち、豊な心を養って行くわけではない。  自分の感性を磨こう!


伊藤若冲を知れば、何故か、カラヴァジョを思い出す。

女性と交わらなかった、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、、、彼らも気になる存在だ。

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