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≪ アンネ・ゾフィー・ムターのスプリング ≫

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1998年10月シャンゼリゼ劇場

ベートーベン、スプリングソナタ

ピアノ : ランバース・オーキス
Anne-Sopfie Mutter
1963-6-29 スイス生まれ

この公演時は35歳
 女盛り中
89年にドイツ人の弁護士と結婚、2児の母。
95年ご主人と死別

ヴァイオリンは
ニコロ・ガリアーノ1755年製
を使っていたかは未確認
予想通り強靭な音で始まるのだが、バイオリン・ピアノとも濃厚な表情を付けるものだから、「春なんだよ!」 とチョット違和感。

独特の個性を出すのも魅力の一つだが、、、
私が期待するスプリングではなかった。  基調はあくまでも ”爽やか” で、緩みなくメリハリをつけて欲しかったのだが、、、
ヴァイオリンの魅力は、デジタルでない心情が、そのまま 腕から弓、そして弦に伝わる所にある。
艶かしさ、優しさ、気迫、等が、アナログ的に伝わって来る。
物理的に、演奏者とは離れた弦を、鍵盤を通じて叩くピアノとは、大きく違った表現力になる。
よりアナログ的な音楽を、ヴァイオリンには期待してしまう。
五島みどりさんのMozartのソナタを、カーネギーホールで聴いた時、彼女らしく感受性豊に表情を付けて、立派な演奏ではあったが、「Mozartのソナタは、深遠なる心情を、さり気なく、」 「知っていても、それを表に出さずに、知っているという事を、心有る聴き手に覗き見させる」 Mozartの演奏は、そうあって欲しい!と、、、少し淋しさを感じた事を思い出した。
シャンゼリゼ劇場の照明は、室内楽に相応しく、音楽に集中できる環境を醸し出している。
実力で演奏会が開ける人は、ドレスまでも落ち着いている、、、、、
加藤、小林、川田、斎藤、、、チケット売りに苦労すると、衣装も派手になるのか、と、、
若くとも諏訪内は地味、しかも大きなサントリーホール、、、