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≪ ナタリア・ロメイコ、音楽映像の在り方 ≫

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ナタリア・ロメイコのバイオリン演奏のスタジオ収録の映像がテレビ放映された。
クラシック音楽の映像としては、背景、カメラワークと、気持ち良く鑑賞できる、落ち着いた出来であった。
毛筆で描いたチェロの絵を、黒い背景に配置し、曲毎に照明の色を替え、変化を与えている。  カメラの動きもゆっくりで、奇をてらわずに自然な映像。
ロメイコの服装も豪華ではあるがシットリとした雰囲気を醸し出す。
クラシック音楽を雰囲気良く楽しませてくれる。
曲は、パガニーニの「カンタービレ」
「イ・パルピティ」
チャイコフスキー「瞑想曲」
ラヴェル「ソナタ」
ワックスマン「カルメン幻想曲」
宮殿の豪華な部屋、教会の厳かな雰囲気などとともに、
虚飾のないセンスある背景、おだやかな照明、美的感覚のあるカメラアングル、、、、、これらがそろって、音楽が優雅に聴こえる。

技術だけ、精神性だけのパフォーマンスも良いけれど、この手の優雅な演出も好ましい。
逆に、← →のけばけばしさ、、、
虚飾の祭典、女のみえの張り合い、必要以上に派手なドレスで競い合う演奏会は、如何なものか!!
←チェロを弾くのに、何を考えているのか
青、桃色、黒、と落着かない画面になってくる→
室内楽の精神性とは、相容れない、、
   ←  →
単純だが、それぞれが、一枚の絵のよう、バランス良く、映し出されている。
これだけ素晴らしいのに、演出家、カメラマンの名前が画面に出てこない、、、
ナタリア・ロメイコは、旧ソ連出身で、2000年イタリアのパガニーニ国際コンクール1位受賞。
演奏は、ムターのように快刀乱麻とはいかなかったが、贅沢は言えない。
それよりも、ピアノ伴奏が問題である。
どのフレーズにも、気が入っていない。 譜面どおり鍵盤をたたいているだけ。
ジェラルド・ムーアのシューベルトのように、伴奏の方が魅力がある場合もある。
映像として残るのだから、やる気を出したって損はないと思うのだが、、、
チャンスをつかむ人と、見過ごす人、、、、、

素晴らしい演出家、カメラマンの名前はなかったが、
ピアノ 藤井一興 と2度も出た。